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個別記事の管理2011-03-01 (Tue)
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四畳半神話大系★★★★(1~5中 4.0)

「好機はいつも貴方の目の前にぶらさがっている」

・あらすじ
内容(「BOOK」データベースより)
私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。

簡単感想

この本を手に取ったのはだいぶ前の事。当時の書店では大学生に読んでもらいたい本 第2位として上げられていた。しかしどうも買う気にはなれなかった、何せ青春ストーリー、そういうタマでもない。
じゃあ何故?買うきっかけとなったのはアニメだった。
四畳半神話大系 公式
去年の4月頃から始まり、何とも奇抜なキャラデザインに惹かれて観てみると
面白い
ストーリーもさながら言葉の言い回しが素晴らしい。
著者の森見氏は言葉をここまで巧みに操れるのかと、感服した。
続き触発され、著書の方を手に取ったのだがこれも驚いた。
殆どアニメと変わらない。それほどアニメが完成された出来だったのかと。
購入するならアニメを観てからの方が良いかもしれない。


この物語は全4話構成となっている。文体が特徴的で初めは読み辛く感じる、がこれに慣れてしまえば話に引き込まれてしまう。
出てくる登場人物は全てアホでしょうもない。
そんなアホに振り回される「*私」は自分の不幸を嘆き、現状が無為なものであると感じていた。*主人公
できればピカピカの一回生に戻ってやり直したい!そうした四つの平行世界で「私」は様々な人を見る。
それは表面だけであったり、回り込んで思いがけない人の側面を見る事が出来た。
そして「私」は何を感じ、何を思うのか?

「人との出会いが自分の心をキレイにさせる。1人で曲がった心をもっていたら、人生はつまらない」

「ありもしない可能性に羨望するのではなくて、現状を肯定して今を楽しみ生きる。1歩踏み出すだけで良い、やらないよりはやって砕けて後悔した方が良い。」
新たな大学生活に今ひとつ踏み出せない、そんな1回生に是非読んでもらいたい作品。
* Category : 小説
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個別記事の管理2011-02-01 (Tue)
伊豆の踊り子
伊豆の踊子 (新潮文庫)★★★★★(1~5中 4.5)

・出版社/著者からの内容紹介
二十歳の旧制高校生が伊豆の旅で出会った清純な踊子・薫…。多感な青年の淡く純粋な恋ごころを描いて、みずみずしい青春の抒情を漂わせる名作。初期作品集。(解説・奥野健男/鑑賞・橋本 治)


川端康成の作品を読むのは、この伊豆の踊り子が初めてであった。
以前から川端氏が描き出す娘は美しいものだと幾度も耳にした事がある。
実際読んでみると、なるほど若さの持つ瑞々しさというのであろうか、
清純無垢な踊り子の姿は非常に心惹かれるものがあった。

伊豆の踊子 (新潮文庫)は「伊豆の踊り子」をはじめ「温泉宿」「抒情歌」「禽獣」の全4編が収録されているが
今回は「伊豆の踊り子」をちょこっと書いていこうと思う。

・ちょこっと感想
二十歳、というのは青年から大人へと成長する時期である。
そんな難しい時期に自分自身向き合う事ができない、と厳しい反省を重ね、耐えきれず伊豆の旅に出た私は一行中の一四歳の踊り子と出会い、その清純無垢な姿に思いを寄せてしまう。
何とも甘い感じで徐々に私の苦悩がほぐれていく感じは暖かく、美しいものであった。
旅芸人と学生、繋がりあう事のない関係だと察せたからであろうか、最後に踊り子と別れる姿は悲しくは感じなかった。
「今、人に別れて来たんです。」と涙流しながら言う言葉はまさに"一つの旅"を終えた証であり(通過儀礼?のように思えた
また帰りの船内で「どんなに親切にされても、それを大変自然に受け入れられるような美しい空虚な気持ちだった」*1
と言う言葉は苦悩を乗り越え、自分自身を認める事ができたからであろう。
ここでいう"旅"とは何か別の旅のような気がする。
僕も旅の終わりに涙を流し、*1と言えるような"旅"をしたいれす。
* Category : 小説
* Comment : (2) * Trackback : (0) * |

No title * by Valusu
タイトルは知っているけど、踊り子と言うと村下孝蔵しか知りませんね。
歌詞も切ない感じで、やはり伊豆の踊り子と関係が?と思い調べると、関連性はあるのか?とまさに議論されている感じだった。
もし、村下さんの知らなければ、是非1度、伊豆の踊り子を読んだ人として?

No title * by SUMMON
なるほど、村下孝蔵さんの踊り子は知りませんでした。
確かに歌詞を見てみると「伊豆の踊り子」のように思えますが、実際どうなんでしょう…、気になりますね。

後最近やたらアクセス数が多い…何でだろうと思って調べてみると、どうやらValusuさんの記事で紹介して下さったんですね、何か申し訳ないです。
大したブログじゃないのにこんな増えると驚きますね…、まぁこれからも気が向いた時に好きな記事を書いていきたいと思います。

個別記事の管理2010-11-07 (Sun)

サマーウォーズ
サマーウォーズ (角川文庫)(★★★★☆)

・あらすじ
内容(「BOOK」データベースより)
小磯健二は、憧れの先輩・篠原夏希に、「4日間だけフィアンセの振りをして!」とアルバイトを頼まれ、長野県の田舎に同行することに。夏希の曾祖母を中心にご親戚に囲まれながらも、大役を果たそうと頑張る健二のもとに、謎の数列が届く。数学が得意な彼は、夢中で答えを導きだすが、翌朝世界は一変していた。世界の危機を救うため、健二と夏希、そして親戚一同が立ち上がる。熱くてやさしい夏の物語。映画「時をかける少女」の細田守監督・最新映画を完全ノベライズ。

・感想

2000年の春休み映画「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」はネット空間を主軸としていたが、今作はリアル(家族とのやり取り)が重視されているように思えた。
内容的にはどこか懐かしい、27人の拡大家族が一丸となって困難に立ち向かう所は王道こそ入り込み易い。
また背景描写は少年期の夏休みを思い出し、特にVR(仮想現実)については子供時代に思い描いた通りのSF世界で感慨にふけった。
子供でも大人でも楽しめる、そんな作品でした。

まだ映画の方は見ていないので、わくてか(`・ω・´)
* Category : 小説
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